秋雨が降りしきる中、KAMOラグビースクールに所属する中学生が、可児工業高等学校のラグビー部との合同練習に参加しました。
当日はあいにくの天候のため、練習は校内の柔道場とトレーニングルームにて行われました。
屋外でのプレーが難しい状況ではありましたが、高校生と共に室内で学ぶ貴重な機会となりました。
柔道場での基礎練習
まず初めに、柔道場でウォーミングアップを兼ねたストレッチとフィットネスを行いました。
身体をほぐし、関節の可動域を確認することで、ケガの防止にもつながり、コンディションを整える大切さを実感しました。
その後、スクリュー回転でのパス練習に移りました。
スクリューパスはボールが安定して飛び、遠くまで届くための重要な技術です。
初めは戸惑いもありましたが、高校生の手本を見ながら挑戦することで少しずつ感覚がつかめ、確かな手応えを感じることができました。
さらに、タックルなしでの1対1のドリルを行いました。
1対1の場面では、瞬時の判断や動きの速さが重要であり、高校生のスピードとクイックネスに驚かされました。
相手の動きに反応しつつ、どのように自分の体を使って動けばよいかを学ぶ良い経験となり、試合での1対1の重要性を再確認しました。
ウェイトトレーニングでの新たな挑戦
柔道場での基礎練習の後は、トレーニングルームに移動して筋力トレーニングを行いました。
中学生にとって、ウェイトトレーニングは初めての経験であり、新鮮な気持ちとともに少し緊張もありました。
トレーニングルームには様々な器具が揃っており、それぞれの器具の使い方を高校生やコーチから丁寧に教わりました。
まずは軽い重量から始め、フォームを確認しながら行うことの大切さを学びました。筋トレはただ力を入れるだけではなく、正しい姿勢と動作が求められるため、集中力も必要です。
高校生たちが器具を扱う姿を間近で見て、彼らの身体作りへの意識や努力に触れ、大いに刺激を受けました。実際に器具を使って筋トレをすることで、筋力を強化する重要性とそれがラグビーにどう影響するかを理解するきっかけとなりました。
高校ラグビーに向けての意識の変化
今回の合同練習を通じて、中学生たちは高校生のプレーやトレーニングから多くの刺激を受け、自分たちの目指すべき次のステージに向けての意識が高まりました。
高校生のスピードや筋力、練習に取り組む姿勢は、中学生にとって大きな学びであり、「自分もあのように強くなりたい」という気持ちが芽生えたようです。
特に筋力トレーニングは初めての体験だったため、ラグビーに必要な体作りの基礎を学び、自分の成長に向けた新たなモチベーションを得た様子でした。
また、合同練習を通して、高校生との交流も深まり、年齢を超えたチームワークや仲間意識を感じることができたのも大きな収穫です。
先輩たちと同じ空間で練習し、彼らの姿勢や言葉から学ぶことで、中学生たちが自分の成長を実感し、次の目標に向けて前向きに取り組むきっかけとなりました。
今後もKAMOラグビースクールでは、高校生との合同練習や他校との交流を通して、より多くの学びや刺激を得られる機会を提供していきたいと思います。
この経験を胸に、中学生たちがさらに強く、逞しく成長していくことを期待しています。
大薮監督をはじめ可児工業高校高等学校ラグビー部のみなさん、貴重な機会をありがとうございました。
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